市政への要求がつぎつぎ… 神戸市予算懇談会で
2015年02月13日
2月12日に開いた予算懇談会で出された主な意見を紹介します。
「神戸市は、中学校卒業まで無料にするには16億円かかるといっている。3歳未満の所得制限撤廃で無料になるのは喜ばしいが、一日も早く無料にしてほしいと何回も要望している。署名も12000を超えている。周囲の自治体はどんどん無料になっている。まだ3歳未満児にとどまっているのが不思議」
「中央市民病院を増設するとのことだが、詳細な内容があれば検討したい。中央市民病院は、700床の内4人室が300床しかない。市民が安心できる病院と言えるのか疑問」
「全国的にも国保料は旧但し書き方式に移行して上がっている。独自控除を広げ恒常化すべきではないか。介護保険については保険料が大幅に上がる層が出る。要支援判定外しのストップや低所得者向けの軽減策を。介護報酬引き下げは大きな打撃を与える」
「もう一度、空港よりも住宅をの運動がいる。本気で廃港にしないと大変な負担になる。スカイマークが経営危機に陥っている。いよいよ抜き差しならぬピンチ。運営権の売却まででてきた。神戸市はスカイマークを支援するような発言もしている。搭乗率補助などが考えられる。思い切ってやめろ、という声を上げていきたい」
「土砂災害について、砂防ダムがあるが、みんな満杯になっている。土石流が起きるとそのまま下流に流れる。砂防ダムにたまっている土砂の除去作業が必要だ。そんなに難しい工事ではなく、中小企業にできる仕事だ」
「神鉄への支援策は大きな落とし穴がある。まず神戸高速鉄道が使えない。湊川どまりだ。現行の神鉄の軽減措置のように新開地まで使えるようにしてほしい。また日数の制限もある。低所得者への配慮もいる。敬老パスと福祉パスの適用を求めていく」
「兵障協としてガソリン券の支給はずっと求めていた。福祉パスが利用できない人にはタクシー券があるが、それも利用できない人もたくさんある。バスにも電車にもタクシーにも乗れない重度の人が大変。福祉パスでは神鉄と北神急行を何とかしてほしいというのが願い。北神急行に乗れば使えない。谷上に光風病院があり、通院している人も多い。重度心身障がい者施設が、にこにこハウスだけ。垂水養護学校と青陽西養護学校が合併するが、その跡地を社会福祉施設の資源として使ってほしい」
「神戸市は、借上住宅入居者に5年前、突然20年で退去をと求めてきた。ほとんどが入居時には知らされていない。入居者は高齢化で動くことができない。協議会をつくりたたかって、全員転居から一定条件で残れるようになってきた。運動を続けて12団地の買い上げまでいった」
「新規開業で融資を受ける際、自己資金20%が必要、という条件があった。1000万円までなくしてほしいと要望していたが、これがなくなったのはよかった。1人から5人くらいまでの小規模事業者に光を当てる施策をと求めている。小規模事業者対策基本法ができたが神戸市は、活性化プログラムで先取りしていると、具体化をしようとしていない。やる気のある企業、挑戦企業しか評価しないのが神戸市」