「台風11号及び集中豪雨による災害対策に関する緊急要望」を市長に申し入れ
2014年08月20日
日本共産党神戸市会議員団は20日、久元喜造神戸市長に対し「台風11号及び集中豪雨による災害対策に関する緊急要望」について文書で申し入れました。申し入れには、金沢はるみ、森本真、西ただす、味口としゆき各議員が参加、末永清冬建設局長らが応対しました。
台風11号とそれに続く集中豪雨で神戸市内でも負傷者が出るとともに、床上・床下浸水、住戸破損、道路冠水などの被害が出ました。山の崩壊による土石流もおこり、一歩間違えば命にかかわる被害も出ています。
今回、多くの被害が私有地で起きていること。山が私有地、土石流が流れ込んだところが私道という地域や、倒木などが私有地に流れ込み、所有者の責任でもないのに片づけなければならない所も出ています。ところが、「民有地」ということで、公的な復旧対策、支援策は取られていません。
要望書では、最近の集中豪雨などが今までの経験則で測れないとして「被災者への支援策も過去の延長線上では対応できない」と指摘。
申し入れの席上、議員団から、いくつかの自治体で、民有地への支援がおこなわれている事例を示し、神戸市として具体的な対策をとるよう求めました。
末吉局長は「私有地という壁があり、踏み込めないところがあるが、他都市の事例も調査したい」などと答えました。