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入居者に不安広げる「訪問」(都市計画総局)

2013年09月19日

都計総局で味口議員が指摘

神戸市議会決算特別委員会の都市計画総局審査が9月19日に開かれ、日本共産党の味口としゆき議員が、借上住宅、三宮大開発問題などを取り上げました。

借上住宅入居者に対し神戸市は、自宅訪問・面談の際に脅しともとれる対応をしています。日本共産党の大かわら鈴子議員が本会議で「そうした行為はやめるよう」求めましたが、矢田市長は「個々の問題で一つ一つ対応するのは大変困難」などと答弁しています。これは市が「個々の御事情を丁寧にお聴きしながら」「無理のない住み替えと居住の安定を図っていく」としていた答弁すら否定するものです。

味口議員は、こうしたことが起きているのは、神戸市がつくった「入居継続の条件による線引き」が原因だと指摘。入居者の不安や懸念がいっそう高まっていることも示して、根本から考え直すべきだとして、「入居者に不安を与えるのではなく、希望者全員の継続入居」を決断するべきだと求めました。

◇ 答弁:質問に対し鳥居聡局長らは「(借上住宅)個々の問題を一つ一つ事例として取り上げていくことは大変困難だ。福祉の勉強をしながら一層丁寧できめ細やかな対応をしたい」「ずっと住み続けたいという入居者にとって気分を害される人もいるが、常に丁寧に冷静に対応している。このままずっとおったらどうなるんやと聞かれたら、答える。そういうことは無きにしもあらずだ」「入居者が感情的になられたりするが、一同、決して声を荒げず落ち着いた対応をしている」などと答えました。

◇  味口議員が、本会議で指摘した点について調査したのかとただしたことにたいし、鳥居局長は「入居者本人から言われていないので、調査はしていない」などと、入居者の生活を守るという姿勢に立っていないことが明らかになりました。「(三宮開発)縦覧等で幅広い住民の意見を反映させる」「過当競争や乱開発にはならない」などと答えました。  味口議員は、三宮周辺で営業している中小業者の声を紹介。この人たちの声を聞くとともに、乱開発につながる三宮大開発は中止するよう求めました。