災害危険箇所の総点検を(建設局:山本)
2015年11月01日
建設局審査で山本議員
神戸市議会決算特別委員会の建設局審査が10月6日におこなわれ、日本共産党の山本じゅんじ議員が質問にたちました。
昨年から今年にかけても台風や集中豪雨などに起因する大規模な災害が続いています。神戸市でも災害復旧や防災・減災の対応がもとめられています。なかでも、擁壁やがけの崩落など、民有地被害は所有者の経済的事情からなかなか復旧が進まない状況も生じています。
山本議員は「擁壁やがけの復旧や、2次災害を防止するために、横浜市などのように民有地に対しても独自の支援策を講じるべき」「民有地を含め災害危険個所の総点検をすべき」と求めました。
神戸市は須磨多聞線に来年度以降、本格的に着工しようとしていますが、住民合意にはまったくなっていません。山本議員は「住民不在の道路建設は中止すべき」と求めました。
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答弁:末長清冬建設局長らは「(民有地被害や防災)助成制度は他都市の事例を調査し、20都市が運用しているのは承知している」「心情的には経済的余裕がないのは理解しているが、私有財産に公的資金を現時点で導入する必然的理由がない」「(須磨多聞線)道路建設に反対する人がいて、自治会も反対しているのは承知しているが、機会を通じて説明しなくてはいけないと思っている」「交通混雑の緩和や、多くの地権者の協力で買収を終えているので、早期に整備を進めたい」などと答えました。