氏名公表や罰金は、問題の解決につながらない(提案説明:金沢)
2016年07月12日
金沢はるみ議員が提案説明
神戸市定例市議会本会議が6月24日に開かれ、日本共産党議員団の金沢はるみ議員が条例修正案の提案説明を行いました。
福祉的な対応を貫いて「ごみ屋敷」解決を
ごみ屋敷条例と空家空地対策条例は、問題解決に有効ですが、市長提案の中には強制的な内容が含まれます。問題解決のためには福祉的な対応とていねいで粘り強い対応が何よりも求められることから、日本共産党は新社会党と無所属議員(一名)と共同で、修正案を提案しました。
金沢議員は、提案説明で不良な状態の発生をしてしまう方の根本的な要因を一緒に考え、解決に向けて行政がともに動くことが必要。認知症などの病気、障がい、貧困などが要因と考えられるため、制裁的なやり方は、当事者が地域から孤立する要因ともなると指摘しました。
金沢議員は「終始一貫して福祉的な対応を貫いていただきたい」と条例案から制裁条項を削除する修正を求めました。