神戸市議会の9月議会が始まる (議案質疑:森本)
2018年10月07日
神戸市議会の9月議会が始まる
神戸市議会定例市会が、9月18日から始まりました。同日提案された神戸市一般会計補正予算及び関連議案について、日本共産党の森本真議員が質疑しました。
森本議員が議案質疑
質疑項目
1.垂水区名谷町社谷の開発について
2.湾岸線建設にともなう六甲アイランド南の埋立てについて
3.災害被害を踏まえた緊急対策について
災害被害を踏まえた緊急対策について
支援金受給対象者の拡充と防災に早急な対応を
神戸をはじめ全国各地で自然災害が広がっています。
緊急対策では、ブロック塀の撤去補助、豪雨、台風関連での復旧事業に予算がついています。
森本議員は「度重なる災害を受けた被災者に対し、この補正の金額、施策で良いのか」と補正予算の災害被害を踏まえた緊急対策について見解を求めました。
答弁ダイジェスト
寺崎副市長:神戸市でも大きな被害が発生した。被災自治体には国の被災者生活再建支援法が適応される。ただ国が指定する被災者生活再建支援法は、半壊などの被害では対象にならない。そこで今回、支援金の対象を拡充するために必要な予算を補正予算に計上した。
森本議員:7月の豪雨災害で甚大な被害が出た。行政は普段の備えとして防災にもっと力を注ぐべき、危険な場所は早期に工事をしてもらいたい。
岡口副市長:今回の災害は重大なものと受け止めている。最大限できることをできるだけ早くしていきたい。
湾岸線建設にともなう六甲アイランド南の埋立てについて
優先すべきは大型開発ではない
―市民の命と安全なくらしを守るまちづくり―
阪神高速大阪湾岸道路西伸部の建設にともない排出される土砂などを国が直轄事業として、六甲アイランド南地区に埋め立てをすることを承認しようとしています。
森本議員は「巨額の費用がかかる湾岸道路の建設を含め、不要な工事で排出される土砂などの受入れを前提とした計画は承認できない」と質しました。
答弁ダイジェスト
岡口副市長:国から申請があった埋立承認は、大阪湾岸道路西伸部事業の橋梁基礎工事などで発生する土砂を六甲アイランド南地区で受け入れる必要がある。神戸市としても国に対し必要な協力を行っていきたい。
森本議員:六甲アイランドは高潮被害により陸の孤島となった。優先すべきは市民の命と安全、財産を守るまちづくりである。湾岸道路建設も今回の埋め立ても再考すべきだ。