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西区玉津に区役所の存続を(一般質問:林)

2018年12月12日

西区玉津に区役所の存続を
北区と同じように区役所は2ヶ所に

林議員が一般質問

質疑項目
1.西河原地域の浸水対策について
2.西区のまちづくりについて
3.西区押部谷地域のまちづくりについて
4.「ヤミ専」問題について
5.大阪万博と統合型(IR)リゾートについて


神戸市議会本会議が12月6日にひらかれ、日本共産党議員団から林まさひと議員と朝倉えつ子議員が、一般質問をおこないました。

西区は1982年、垂水区から分区し、玉津町小山に区役所庁舎を建て36年たち区役所は区民に定着しています。神戸市は、区役所を西神出張所にうつし、玉津町にある区役所を支所にしようとしています。区民からは玉津の区役所の行政機能が減り、不便になるのではと不安の声が出ています。
林議員は、北区では北神に2つめの区役所が設置される、西区でも玉津で存続し、区役所を2つにすべきと求めました。

答弁ダイジェスト
岡口副市長:現在の西神中央出張所と比べ取扱業務を拡充し、玉津周辺の住民に不便が生じないように取り組んでいきたいと考えている。

 

西河原地域の浸水対策について

枦谷川が合流した明石川の左岸地域は、大雨や台風でたびたび浸水するところです。2011年の浸水では避難所が開設され、数年おきに大きな浸水被害がある地域です。神戸市の雨水整備重点地区となっています。浸水対策として雨水幹線築造の工事が進められています。
林議員は「雨水幹線築造の工事が進められているが、地元の要求はポンプ場」、住民の不安を解消するためにも早急にポンプ場をつくるよう求めました。

答弁ダイジェスト
岡口副市長:比較的地盤が高い北側のエリアの雨水を明石川に放流するための雨水幹線の工事を行っている。浸水被害の大幅な軽減が期待できるものと考えている。
林議員:建設局の西河原地域の整備計画では、ポンプ排水が必要でポンプ場の位置が書かれている。計画通り早くポンプ場を整備すべきだ。

 

西区押部谷地域のまちづくりについて

押部谷地域は、神戸電鉄粟生線沿線にいくつかの団地が開発されました。高齢化がすすむなか、買物困難地域が増えています。いま対策をとらなければ生活しづらい地域になってしまいます。
林議員は、美穂が丘団地で閉店したスーパートーホー跡への商店の誘致を求めました。

答弁ダイジェスト
岡口副市長:スーパーなどの撤退は他の地域でも発生している。地域の商業施設を維持していくためには、店舗側の経営努力と同時に地域住民の自発的な商業施設の利用なども必要と考えている。
林議員:神戸市の開発団地でありながら、他人事のような冷たい答弁。これでは市民は納得できない。

 

「ヤミ専」問題について

「ヤミ専従」を調査している第3者委員会は、総務省に虚偽の回答を行い隠ぺいし、全国でも行っていない制度の悪用を神戸市当局の主導で編み出し、退職金の上乗せで「市の事業や取組みを円滑に進めるための手段」として行使してきたことを明確に断罪しています。
林議員は、神戸市主導のヤミ専従であり、久元市長の責任は極めて重いとしました。

 

大阪万博と統合型(IR)リゾートについて

2025年の万博開催地が大阪に決定しました。その万博のとなりにはカジノを持ってこようとしています。久元市長は、海路・空路をつくって開催地の経済効果を呼び込むことをねらっています。
林議員は「万博の理念を否定するものではない」としたうえで「カジノに海路・空路などつくって神戸市が積極的にかかわるべきではない」とし、ギャンブル依存症が大問題になっているカジノに合わせ無駄な開発はすべきではない。