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中学校給食は自校方式で(教育委員会:花房)

2014年03月05日

神戸市議会予算特別委員会の教育委員会審査が3月5日におこなわれ、日本共産党の花房ふみ子議員が質問に立ち、中学校給食、井吹台中学校の過密解消策、特別支援学校問題などを取り上げました。

中学校給食は、デリバリー(業者弁当)方式という問題はあるものの11月から33校で先行実施されます。デリバリー方式で実施している他の自治体の喫食率は、いいところでも6割程度にとどまっています。神戸市は、全員喫食を前提としながら、自宅からの弁当持参も認めており、喫食率は60%から70%を目標としています。また、給食料金は前払い制としています。

花房議員は、デリバリー方式の給食を実施している自治体での喫食率が低いことを指摘。目標が達成できない場合、制度を見直すのかとただしました。また、一業者が多数の弁当を作るため、食中毒が起きた場合、被害が広がる危険性があり、安全面でも問題があると批判。料金前払い制については「入金を忘れたり、払い込めなかったりした場合、食べられない生徒が出る可能性がある」として対応策などをただしました。

◇ 答弁:質問に対し雪村新之助教育長らは「(喫食率)他の政令指定都市でも3割から6割だ。全員喫食が基本だが、家庭弁当を残してという親が3分の1いる。喫食率に引きづられて制度を変えることは考えていない」「(安全対策)安全が第一だ。大量調理するし配送問題もあるので、文科省の基準も踏まえ、衛生面は責任をもって作っていく」「(前納制)丁寧な説明をしていく」などと答えました。

◇  花房議員は、食べられない生徒をつくらないというのが給食実施の大前提だと指摘、注文したら必ず食べられるようにすべきだと求めました。また、先行実施する33校を対象に検証のためのアンケート実施も求めました。

西区の井吹台中学校は、生徒数1081人、29クラスの大規模校となっています。部活動は人数が多いため、毎日練習する事も困難となっています。特別室を普通教室に転用したり、今後、フリースペースもつぶして普通教室にしたり、プレハブ校舎も建設するとしています。  花房議員は、すでに建設用地は確保されているとして、早急な新設を求めました。