プレハブ校舎の解消を
2015年03月05日
教育委員会審査で松本議員
神戸市議会予算特別委員会の教育委員会審査が3月5日におこなわれ、日本共産党の松本のり子議員が質問に立ちました。松本議員は、公立幼稚園を4年で10カ所も廃止する計画や保育料値上げ計画の撤回、特別支援学校の新設・通学タクシーへの看護師配置。過密校やプレハブ解消のために計画的な小中学校の新設を求めました。
西区井吹台に中学校新設をもとめる陳情に関連して、雪村新之助教育長が、新設ではなく運動場拡充で「大半の保護者に理解を得ている」なとど説明したことにたいし、松本議員は「説明会では異論が多数出たと聞いている」として当局の見解をただしました。
また、神戸市がすでに用地を確保している西区井吹台や、HATにある灘区摩耶海岸通については、それぞれ校区の学校がプレハブで対応していることから、中学校と小学校の建設に直ちに着手することを求めました。また、東灘区の福池小学校では、生徒増に対応するため、校舎増設用地を敷地内に確保していたにもかかわらず、短期対応のプレハブ校舎を建設。その後の生徒の急増で10年以上もプレハブで対応しなくてはならなくなっていることから、過去の推計の誤りをみとめ、本校舎の増築を求めました。
◇ 答弁:弥城正幸担当部長が「説明会には100名程度参加していたが、10名ほどから発言があり、大半が学校新設をもとめるものだった」としながら「人口の減少が予想されるので小学校や中学校の新設は困難」などと答弁。福池小学校については「人口が緩やかに減っていくが、仮設は解消しないので、予算を勘案しながら対策を検討したい」などと答えました。