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幼稚園の閉園をやめよ(教育委員会:西)

2016年04月03日

幼稚園の閉園をやめよ
教育委員会審査で西議員

質疑項目
1.中学校給食
2.公立幼稚園閉園問題
3.三宮図書館の移転計画
4.義務教育学校

3月8日に神戸市議会予算特別委員会が開かれ、日本共産党の西ただす議員が教育委員会の予算について質疑しました。
昨年、突然発表された市内の9つの公立幼稚園の閉園計画は、保育関係者、保護者、地域住民らに大きな衝撃を与えました。何万筆もの反対署名が集まり、議会に何度も請願や陳情が提出されました。この委員会でも8人の方々が「かけがえのない幼稚園をなくさないで」と訴えられました。西議員は「神戸市は公共施設を減らしていく痛み、住民に対しての責任の意識が足りない」「遊喜幼稚園は大正5年、住吉幼稚園は大正12年から歴史と伝統を持っている。長い間地域の幼児教育の中心になってきた。保護者や子どもたちとつながり、誇りに思っていた多くの地域住民の気持ちを踏みにじるものだ」と迫りました。また、神戸創生戦略の中にある「若い世代の結婚、出産、子育ての希望を叶える」という方針に矛盾しているのではないかと追及、閉園を中止するよう迫りました。
昨年11月に全校実施を予定していた中学校給食は、事業者の1つが異物混入・衛生管理上の問題を起こし、東灘・西区を除く7つの区の中学校で中止に追い込まれました。これまでに多くの問題が明らかになったにもかかわらず、教育委員会は、これまでの安上がりの“デリバリー方式”で継続することに固執しています。西議員は「1社がダメになったら再開できない問題」「食育の問題」など、中学校の現場の教師の声も紹介し、方式も含めてゼロから考え直すよう求めました。

答弁:雪村新之助教育長らは、「(公立幼稚園閉園について)単に量を減らすのでなく、幼稚園の果たす役割を明確にし、私立との役割分担で幼稚園の品質向上を図る」「(中学校給食)検討会の意見も踏まえ、教育委員会でも議論した結果だ。方式にはメリット、デメリットがある。政令都市ではデリバリー方式が一番多い」と答弁しました。