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保育所待機児童対策 遊休市有地を活用した認可保育園の建設を(一般質問:西)

2018年07月08日

保育所待機児童対策
遊休市有地を活用した認可保育園の建設を
西議員が一般質問

6月25日の神戸市議会・本会議で、日本共産党神戸市会議員団の金沢はるみ議員、西ただす議員が一般質問をおこない、久元市長の政治姿勢を質しました。

 

質問項目
1.保育所待機児童対策について
2.神鋼石炭火力発電所について
3.垂水区いじめ自殺問題について
4.六甲アイランド高校の生徒飛び降り問題

 

久元市長は、2018年3月末までの待機児童ゼロの目標を実現できず謝罪しました。神戸市の待機児童は昨年の93人から332人と3倍以上に増えています。
日本共産党神戸市議団は、これまで、待機児童解消は、市有地などを活用した認可保育所の建設が必要とくりかえし求めてきました。市長も待機児童対策緊急プロジェクトに取り組むとし「保育所用地の確保の努力が十分ではなかった」と認めました。
西議員は「遊休市有地を活用し認可保育所の建設を進めるべき」と求めました。

答弁ダイジェスト
久元市長:待機児童を早期に解消できなかったことは申し訳なく思っている。発表した緊急対策を全力で推進したい。
西議員:どのていどの用地が確保できているのか。
寺﨑副市長:取りまとめて庁内で検討し適切に社会福祉法人などに提供していきたい。
西議員:現場の声では、小規模保育所の増設では困る。認可保育所の建設の声があがっている。声をよく聞いてすすめて欲しい。

 

垂水区いじめ自殺問題
組織的隠ぺいを認め自殺原因の究明を

垂水区で起こった女子中学生の自殺問題で、いじめがあったことを告発した同級生からの聞き取りメモが隠ぺいされていたことが発覚しました。
教育委員会は、その責任は隠ぺいを指示した首席指導主事とそれに従った当時の校長の2名にしかないとしています。19日の教育委員会の審査では、自殺の原因を調査する第三者委員会に提出された文書では、意図的に「いじめ」の記載が削除され、隠ぺいされていたことが明らかになりました。ところが、教育長は組織的隠ぺいを否定しつづけています。
西議員は久元市長に対し「市長も責任は2名のみで、いじめの隠ぺいは組織的なものでなかった」と考えているのか見解を求めました。

答弁ダイジェスト
久元市長:この問題に関する一連の対応は不適切極まりない。市民の信頼を著しく失墜するもの。市長とは独立した執行機関である教育委員会の自らの責任で調査措置を講じるように要請した。
西議員:教育委員会は、なんの根拠もなく組織的な隠ぺいを否定しているが、市長はこのまま黙っているのか。
久元市長:組織的な隠ぺいの有無は教育委員会の判断。その判断を覆すにたる材料を市長として今はもちあわせていない。
西議員:子どもの命が脅かされているその原因「いじめ」の事実が教育委員会ぐるみで隠ぺいされていたことが分かったのではないか。独立した機関であっても、教育委員会がおかしくなった場合、市民を代表する市長は積極的に意見すべき。

 

六甲アイランド高校の生徒飛び降り問題
生徒の人権を無視する指導はただちにやめよ

昨年12月、六甲アイランド高校において、2日間にわたる長時間個室に入ったきりの指導を受けた生徒がその直後、校舎の5階から飛び降りるという事件が起こりました。
学校と教育委員会は、指導が行き過ぎたものであったことは認めましたが、その中身はほとんど明らかにせず「飛び降りとの因果関係はわからない」としています。指導は別室に生徒を押し込め、2日間16時間に及ぶものでした。
西議員は「このようなやり方は人権を脅かすものであり、指導のあり方として問題がある」として批判しました。

答弁ダイジェスト
長田教育長:複数の生徒が関わるトラブルだったため時間をかけて指導する必要があった。ただ指導時間の長さ、別室指導における教師の配置などには適切なものとは言えない面もあった。指導方法の改善を行った。
西議員:密室で指導が行われたため、どんな指導がされたかが分からないのは問題。長時間の拘束が「指導」となれば許され、その内容も客観的に検証できなくなっている。このような指導はただちにあらためるべきだ。