生保受給者に福祉パスを(請願討論)
2013年11月29日
赤田議員請願採択主張
赤田議員は「生活保護受給者を福祉乗車証交付対象」に戻すことを求める請願の採択を求めて討論をおこないました。
生活保護世帯の多くは、福祉乗車証の交付対象から外されて以来、外出して目的地へ向かうことに不安を抱き、苦労しています。「脊髄の病気で、突然歩けなくなり、今入院しているが、年内に退院を迫られている。自宅からの通院や買い物を自分で出来るようにがんばって生活したいが、福祉パスがないと外出できなくなる」(60代女性)といった相談や悩みが出されています。
赤田議員は、通院移送費の支給でカバーできるとされているものの償還払いとなっていること、手続きも煩雑で申請しても本人にお金が入るのは約2ヵ月後となることなどを指摘。福祉乗車証の取り上げが生活保護受給者の受診抑制につながっている現状をあげました。
赤田議員は、請願者が「社会参加活動をはじめ、通院や日常の買い物にも利用され、多くの方々の足として利用されている。生活困窮者の社会参加の機会を奪うもの」として、福祉パスの対象に戻すよう求めるのは当然だとして、採択を求めました。