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市民意見409件中 賛成わずか12件 都市空間向上計画は撤回しかない!(一般質問:金沢)

2018年07月08日

市民意見409件中 賛成わずか12件 都市空間向上計画は撤回しかない!
金沢議員が一般質問


 
6月25日の神戸市議会・本会議で、日本共産党神戸市会議員団の金沢はるみ議員、西ただす議員が一般質問をおこない、久元市長の政治姿勢を質しました。

質問項目
1.神戸市都市空間向上計画について
2.国民健康保険料の問題について
3.済生会兵庫県病院について

 

神戸市は、今年3月に都市空間向上計画の基本的な考え方案を発表しました。この計画は、神戸市を住み続けられる地域と住み続けられない地域に分断するものです。
神戸市が4月に行った市民意見の募集では、409件もの意見が寄せられ、賛成意見はわずか12件。多くが計画への反対意見や不安・懸念の声となりました。多くの市民が都市空間向上計画など望んでいないのは明らかです。
神戸市は市民の意見を踏まえ、区域名称や施策の方向性、スケジュールなどを見直した「修正案」を公表するとしています。
金沢議員は「市民意見を踏まえれば、どんな修正をしたとしても、市民の理解は到底得られない」として「都市空間向上計画そのものを撤回すべき」と求めました。

答弁ダイジェスト
金沢議員:久元市長は409件の市民意見を全部見たか。
久元市長:似たような意見が沢山あり、共産党の組織的な運動の結果と感じたのでパラパラと見ただけ。
金沢議員:大変失礼な話し。パラパラっと見て反対の意見が沢山あったら、組織的な意見だと切り捨ててしまうのか。市民の地域問題を解決して欲しいという願いが書かれているもので、地域が切り捨てられる計画に対して市民が抵抗しているもの。市民の率直な意見に対して団体的、組織的と言うのは非常に問題だ。市民のパブリックコメントに寄せられている思いを汲みとろうとしていない。

 

済生会兵庫県病院
済生会兵庫県病院は北神地域住民の宝

三田市では、三田市民病院を民営化し、医療圈域を越えて北区の済生会兵庫県病院と再編・統合を進めようとしています。
三田市長は、三田市民病院の新公立改革プランで「神戸医療圏域や丹波医療圈域の一部を合わせた人口30万の医療圏、すなわち三田市、篠山市、神戸市北区の北部地域、その他周辺地域を合わせた地域を改めて想定・構築することが望ましい」と発表しました。
この改革プランを実行するための有識者による審議会では、再編・統合の相手に済生会病院の名前が出ています。
北区住民から神戸市議会に陳情も出され、共産党市議団は常任委員会で質問。保健福祉局長は「済生会病院は北区北神地域の中核病院として役割を果たしている」「三田市とは医療圈が違うベッドの移動はできない」と答弁しています。神戸市民の命と健康を守る立場からは当然のことです。
金沢議員は「済生会兵庫県病院は、北神地域の住民にとってかけがえのない地域の宝」「三田市民病院と済生会兵庫県病院の圏域を越えた統合再編は認められない」「ありえない」と市長にはっきりと言明するよう求めました。

答弁ダイジェスト
寺﨑副市長:三田市と神戸市では医療圏が異なる。基準や規定があり圏域を越えた再編統合は難しいと兵庫県などには伝えてはある。
金沢議員:再編統合が進まない場合、県知事は強い権限で進めかねない。絶対に守るという一言が欲しい。
寺﨑副市長:指摘のような懸念を共有し適切に対応していきたい。