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宮城県の復興を考えるシンポジウム

2013年03月16日

人間の姿が見える復興を

東日本大震災から2年を迎えた3月16日、宮城県の復興を考えるシンポジウムが仙台市内で開かれました。東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センターが主催し、県内の3地域新聞社が共催。県農協中央会なども後援。約800人が参加しました(写真)。日本共産党神戸市議団からも森本真、山本じゅんじ、味口としゆき各議員らが参加。阪神・淡路大震災救援・復興兵庫県民会議の岩田伸彦事務局長が、神戸市などの借上公営住宅からの追い出し問題などを報告しました。

シンポジウムでは、みやぎ県民センターの綱島不二雄代表世話人がコーディネーターとなり、民俗研究家の結城登美雄氏と共催の地域新聞社から2氏が発言しました。

20年近く東北の農山漁村を訪ね歩いてきた結城氏は、互いにきずなを持ち、ルールを作り、自然を上手に管理してきた浜のくらしや文化を紹介し「人間の姿の見える復興が必要。もっと海辺に生きる人たちの声に耳を傾けなければいけない」とのべました。

三陸新報社の渡邉眞紀専務は、震災で被害を受けながらも気仙沼市大島のみちびき地蔵の絵本の発行をきっかけに広がった人と人とのつながりについて語りました。

大崎タイムス社の今村正誼理事編集委員は「記憶の風化」を懸念。「県内の地域紙として被災地の現状をしっかりと伝えていきたい」と話しました。

急きょ欠席となった石巻日日新聞社の武内宏之常務からはメッセージが寄せられました。

会場からは「TPPより震災復興を」との声や「子どもの心のケアが必要」などの意見が出されました。