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近隣センター市の責任明確

2015年02月26日

みなと総局審査で味口議員

 神戸市議会予算特別委員会のみなと総局審査が2月26日におこなわれ、日本共産党の味口としゆき議員が質問に立ち、鶴甲会館の再整備、神戸空港問題を取り上げました。  鶴甲団地は、60年代に神戸市が開発した団地。鶴甲会館の管理・運営は、市の外郭団体である株式会社OMこうべが行っています。味口議員は、こうした経過からも、整備後も市の責任を明確にし、株式会社OMこうべが管理・運営を継続するべきだと指摘しました。この間、地元協議なども開かれていますが、神戸市は、あくまで整備後の会館の管理運営については地元に任せる、という姿勢を崩していません。

味口議員は「地元管理、先にありきでは解決しない。地元意見を踏まえた対応をすべきだ」と求めました。

◇ 答弁:質問に対し吉井真みなと総局長らは「団地開発者として役割を果たしてきた。時代で利用形態が変わってきた」「他団地は逆に自分らでさせてもらいたいといっている」「当時の行政のニーズがあって開発したところ。ニーズも変わってきた。周辺に施設もできている。市が管理するべきでないと思っている」などと答えました。

◇  味口議員は「43年に神戸市が開発した団地だ。運営や管理は市が責任を持つということは継続すべきだ」「地元管理にすることは、福祉の後退、地域貢献の後退になる」として、結論ありきの姿勢を改め、地元との協議を前提にするという見地ですべきだと強く求めました。

神戸空港について岡口副市長は、2月24日の本会議で「三空港の一体運用や民間売却の可能性については議会でも答弁してきた」などとこたえています。しかし、空港建設のための「空港ニュース」では、市営空港の必要を強調していました。味口議員は「開港から、わずか9年で運営権を民間に売却することなど市民は納得できない」と批判。毎年20億円も投入して運営し、さらに多額の借金があるような空港を買う民間がいるのか、と指摘。今こそ、神戸空港の現状について市民にすべての情報を公開し、廃港も含めて市民に問うべきだと求めました。