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オーナーの意見聞き買取検討を

2015年03月06日

住宅都市局審査で味口議員

 神戸市議会予算特別委員会の住宅都市局審査が3月6日に開かれ、日本共産党の味口としゆき議員が質問に立ちました。味口議員は、神鉄粟生線への支援策で高速鉄道が除かれていること、借上住宅、三宮再開発、住宅リフォーム助成問題を取り上げました。

民間借上住宅の建設当時、オーナーは神戸市から「公営住宅仕様でつくるよう細かく言われた」と語っています。あるオーナーは、住宅のセキュリティ対策として大阪ガスに発注。ところが、完成後、神戸市から「ケアライン119に対応するように、安心エス、NTTに変えないと借り上げることは出来ない」といわれ、300万円をかけて再工事をしています。

味口議員は、神戸市が細かい点まで対応を求めていたことは明らかだとして「オーナーは多額の借金をして住宅を建てている。神戸市にとって恩人でもある。それを20年を理由に返還する、というのはあまりにも無責任だ」と批判しました。

◇ 答弁:山崎聡一住宅都市局長らは「(神鉄支援)西北神における唯一の交通機関を対象につくった制度。神戸高速については市街地の鉄道という位置づけなので対象としていない」「まずは社会実験して、必要に応じて見直しする」「(借上)住宅内部、共有部分は一定示している。細かい部分は規定していない」「(三宮開発)JRや阪急のためにタネ地を生み出すという形で話し合ったということは考えていない。150万の市民を抱える玄関口として貧弱だ。スペースを生み出していく必要がある」などと答えました。

◇  答弁に対し味口議員は、借上住宅建設の経緯や事実をよく踏まえながら、買取りを含めて対応するべきだと強く求めました。