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民間の儲け優先で行政施設きりうりするな(行財政局:林)

2018年03月18日

予算特別委員会審査から

民間の儲け優先で行政施設きりうりするな
行財政局審査で林議員

2月28日、神戸市会予算特別委員会がひらかれ、林まさひと議員が行財政局審査で質疑をしました。
神戸市は、三宮再整備にあわせ、本庁舎2号館と3号館の建替構想を発表しました。
延床面積は、現2・3号館あわせて23,000㎡です。建て替え後は15,000㎡しか本庁機能分が確保されていません。残りは、文化ホール(中ホール)機能と民間の集客施設を入れるとしています。
林議員は、庁舎建て替え後の行政機能について神戸市がまったく検討した形跡がないと指摘。そうした議論ぬき、民間企業の儲けのために公共施設を明け渡すなど許されないと批判しました。
岸本義一行財政局長らは「(再編だけでは床面積がたりないので)仮移転を考えていきたい。近隣の民間ビルへの入居を考えている。調査を終えているので、9月には費用も含めて提案したい」と答弁しました。
三宮開発を優先して行政施設の再編で民間ビルの賃貸料などムダな税の支出をふやすなど本末転倒です。林議員は、その一方で、行財政局が、入院を理由で税金を滞納した方の自宅を差し押さえてまで徴税を強化し、中小商業者の実態を見ずに信用保証料補助を改悪してまで支出をへらしていることを追及しました。

 

答弁ダイジェスト
林議員:やむをえず税を滞納された方への対応は、分納の勧めを中心にされているか。
部長:法律に定められている「換価の猶予」がある。周知しているが運用件数が少なく10件程度。
林議員:資産調査が必要だが申請すればできる「換価の猶予」のメリットは何か。
部長:支払いを2年まで伸ばすことができ、延滞金の減免(2分の1)がある。
林議員:分納か換価の猶予か、本人の意思でできるようにすべきであり。制度を周知し、生活実態に寄りそった対応をすべき。