生活道路の改修を
2012年03月05日
建設局審査で花房議員が要求
予算特別委員会・建設局審査は5日におこなわれ、花房ふみ子議員は、生活道路の補修、夢野白川線、山麓線、しあわせの森用地購入問題などを取り上げました。
矢田市長は、予算案の提案説明で、生活関連の公共事業予算を増やしたといっていますが、建設局関連の生活道路関連予算は増えていません。市民が日常的に利用する道路には、狭い歩道、波打ち歩道など歩きにくいところがたくさん残されています。歩道の真ん中に電柱が立っているところもあります。花房議員は「こうしたところは、車いす、ベビーカーなどの通行が困難になっている」と指摘、早期の改修を求めました。
西神戸有料道路の無料化に伴い、山麓線の大型車両などの通行量が急増。交通事故が増え、騒音・振動被害なども出ています。
花房議員は、一定の対策はとられているものの抜本策とは言えないとして「山麓バイパスを無料にするなど、市街地への車両の流入を防ぐ対策をとるべきだ」と求めました。同時に、山麓線の歩道が、部分的に狭かったり、勾配がついていることなどを指摘し、早急に改修するよう求めました。
神戸市は、しあわせの森用地として、神戸空港を建設した新都市整備事業会計が所有している土地を購入し続けています。新年度予算で7億円を計上。総額68億円にも上ります。花房議員は「空港の借金の穴埋めのためとしか言えない」と批判。これだけのお金があれば、山麓バイパス無料化に道が開けると指摘しました。
質問に対し中島信建設局長らは「大型車Ⅱの料金引き下げの速やかな実施、普通車も値下げした。これ以上の値下げは償還計画上、非常に困難」「(しあわせの森は)重要な自然林。国費を導入しながら購入している」などと答えました。
生活道路の改修については「(山麓線・熊野町周辺の歩道について)現地を把握していないので確認して、現場事務所にも話をしたい」「(歩道の電柱は)どれくらいあるかわからない。どういう経緯でそうなっているのか調査したい」などと答えました。