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トピックス

多額の赤字 市民転嫁するな

2011年08月08日

海上アクセス審査で森本議員

みなと総局所管の外郭団体の審査は8月8日に行われました。森本真、赤田かつのり両議員は、神戸市開発管理事業団、海上アクセス株式会社、株式会社フェリーセンター、神戸港埠頭株式会社、神戸航空貨物ターミナル株式会社について、質疑しました。
神戸空港と関西国際空港を結ぶベイシャトルを運行する海上アクセス株式会社は、累積赤字が167億円。1日当たりの利用者は1000人程度にとどまっています。経営的にもベイシャトルの運営は赤字。駐車場事業など付帯事業の売上でわずかな黒字としている、というのが実態です。
赤田議員は「本体事業で赤字を続け、神戸市からの直接支援も含め、様々な支援を受け続けるというのは健全な経営ではない」「実態は関空にたいする支援だ。市民の利益になっていない」と厳しく批判しました。
森本議員は「外郭団体経営委員会の中間報告でも、事業主体の経営の安定化が必須」とされているとし、市からの貸付金などについても「債権放棄」などが言われていることについて、対応をただしました。
岡口憲義みなと総局局長は「債権放棄も含めて経営検討委員会で議論されているので推移を見守りたい」などと答弁。森本議員は「債権放棄などで、市民に被害が及ばないようにすべきだ」と指摘しました。

市道山麓線の振動被害対策を

2011年07月14日

道路公社審査で赤田議員が要求

建設局所管の神戸市道路公社と公園緑化協会の審査は7月14日に行われました。
道路公社審査で赤田議員は、市道山麓線の大型車の騒音・振動対策として、山麓バイパスの大型Ⅱの通行料割引の恒久化対策などを求めました。
神戸市は昨年、社会実験として山麓バイパスの料金割引を実施しました。ところが、社会実験終了後も、市道山麓線沿線では、早朝の通行で騒音、振動被害が出ています。
赤田議員はこうした現状を指摘「大型車は料金の安いほうに流れており、対策をとるよう」求めました。
赤田議員の質問に対し、末永道路部長は「(社会実験の)実施前と実施後の騒音振動調査をしたが、状況は大きくは変わっていない。今後、市道沿道環境の状況把握に努めていきたい。道路の補修についてはスピーディーに対応していきたい」などと答えました。

空港の実態、市民に開示を

2011年07月05日

赤田議員が請願採択を主張

請願討論にたった赤田かつのり議員は、神戸空港関連、生活保護の改悪案の撤回や、市議会議場への「日の丸」掲揚の廃止を求める請願について採択を求めました。
神戸空港は11年度予算で6億円の赤字を計上しています。県からの補助金や航空機燃料譲与税と地方交付税を投入してもなお赤字となっています。空港島の土地売却もすすまず、借金返済のために2年度続けて市債を発行。新都市整備事業会計の留保資金も、管理収支の赤字補填や空港島の借金返済に流用しています。
赤田議員は「このお金は本来、市民のくらし・福祉の向上のために使うべき市民共通の財産」だと批判。市民に正確な情報を開示し、管理収支や空港島埋め立ての借金返済状況を知らせるのは当たり前だとして、請願の採択を求めました。
政府が進めようとしている生活保護制度改悪について、赤田議員は「事実上の有期制導入や医療の受診抑制を進めようとしている」と厳しく批判。市議会議場への「日の丸」掲揚については、憲法にも抵触するものだとして、掲揚撤回を求める請願の採択を求めました。