歴史ある港の雰囲気を残せ(みなと総局:松本)
2017年09月24日
決算特別委員会審査から
歴史ある港の雰囲気を残せ
みなと総局審査で松本議員
質疑項目
1.神戸港将来構想について
2.JR貨物神戸港駅跡地について
3.神戸港の大水深化について
4.神戸空港について
9月13日に開かれたみなと総局審査で松本のり子議員が神戸港の更なる大水深バース建設中止、ウォーターフロント再整備見直し、神戸空港の民営化について質疑しました。
港の大水深化が必要と六甲アイランドの南を埋め立て「神戸港ロジスティクスターミナル」の構想が発表されました。この11年間、大水深バースに1000億円以上かけています。
松本議員は「基幹航路は北米便が週10便も減便で、現在5便」「欧州便は、3便減便で週1便」です。一方、アジアの貨物は全貨物の8割近くです。今後もアジア経済の成長を考えるなら、ひたすら基幹航路維持のため大水深バースにこだわるのをやめ、政策転換をするべきと求めました。
また、市民の反対を無視し、3140億円もの巨費を投じて建設した神戸空港は、開港10年で貨物の取扱いも廃止されました。何の検証もせず民間に運営権を売却する神戸市の無責任な姿勢を質しました。
吉井真局長らは「神戸港のあゆみと歴史は非常に大事だと認識している」とし、大水深化については「事業はこのまますすめる」。神戸空港は「民営化後も空港島の負債は土地売却で返済する」などと答えました。