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中央区役所などの移転計画中止を(市民参画局:大かわら)

2015年10月25日

市民参画局審査で大かわら議員

 

神戸市議会決算特別委員会の市民参画局審査が10月2日に開かれ、日本共産党の大かわら鈴子議員が質問に立ちました。
9月に三宮周辺地区の「再整備基本構想」が示され、中長距離のバスターミナルの整備に神戸市として取り組むことが明らかにされています。集約されるバスターミナルの適地として三宮勤労会館やサンパル、中央区役所などが上がっていますが、この施設は年間60万人以上の人が利用しており、多大な影響が予測されます。大かわら議員は「議会にも市民にも全く内容が示されていない。サンパルの入居者の方にも聞いたが、知らされていない。営業が継続できなくなれば、暮らしにかかわる大問題だ」「JRや阪急の駅ビルの建て替えの種地をどうつくるかから出発している。市民サービスの低下にもつながり、本末転倒だ」と追及、移転計画の中止を求めました。
子どもの貧困は年々深刻化しており、社会的な問題となっています。特にひとり親家庭の貧困率は高く、中でも母子家庭の置かれている状況は厳しくなっており、早急な対策が求められています。大かわら議員は「ある女性からの相談で子どもが言うことを聞かないとき感情の抑えが利かなくなり、子どもに手をだしてしまう。自分も子どもの頃に虐待を受けていた。このままではダメなのは分かっているが、どこに相談すればいいのか分からない」など、深刻な実態を紹介。各区役所に相談窓口を設けるとともに、実態を把握して情報を統合し、必要な支援を行っていくという仕組みを作るよう求めました。

答弁:質問に対し岸田泰幸市民参画推進局長らは「(三宮再整備)まちや経済を活性化するうえで不可欠」「(子どもの貧困)区役所のこども福祉係が所管しており、自立支援員が相談の窓口となっている。具体的にどう活用し、充実させていくかは全庁の動きも踏まえながら進めていく」などと答えました。