阪神高速湾岸線は過大な投資(建設局:山本)
2017年03月19日
予算特別委員会審査から
阪神高速湾岸線は過大な投資
延伸事業は中止を
建設局審査で山本議員
質疑項目
1.阪神高速湾岸線延伸事業は中止を
2.開発指導要綱の条例化について
●公園用地の確保
●土砂災害等のおそれのある地区への対策
3.須磨多聞線は地元との対話を優先すべき
4.下水道事業は公費負担の増額と繰入基準の見直しを国に求めよ
3月2日に予算特別委員会建設局審査が行われ、山本じゅんじ議員が質問にたちました。
神戸市は、阪神高速の渋滞緩和のためとして、総額5000億円かけて阪神高速湾岸線の延伸事業を進めるとしています。しかし効果は、17時に神戸空港~大阪駅間で最大27分と予測する程度。他の時間帯では10分程度の短縮か、短縮効果すら得られない時間帯もあります。山本議員は「わずかな時間短縮効果だけで延伸事業を行うのはあまりにも過大な投資だ」として、延伸事業の中止を求めました。
また、熊本の震災で緊急輸送路としての高速道路が壊れました。国土交通省において現在新たな知見が検討されています。改定されれば設計変更などで追加負担の可能性もあり、新たな市民負担にもなりかねません。山本議員は、知見の方向性が出るまで判断を待つべきだと追及しました。
答弁ダイジェスト
山本議員:阪神高速がアクションプランで1台あたりの平均おくれ時間を出しているが、深江、魚崎あたりは8~9分、摩耶出口は数分程度だ。特に摩耶出口は交差点を改良したことで流れが良くなった。一般道路と組み合わせた工夫で改善できる。
衣川湾岸道路本部長:抜本的な対策になっていない。時間の短縮は市民生活に大きく貢献するので、湾岸の必要性感じる。
山本議員:推計では阪神高速全体で交通量は84%に下がっている。料金体系を変えたので、どう効果が現れるかなど、まずは総合判断をするべき。