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要求前進させる市政に―市民要求実現する会が交流集会

2013年08月23日

「神戸市民要求を実現する会」は8月23日、神戸市勤労会館大ホールで「要求実現市民大集会」を開催。350人が参加しました。医師の武村義人氏が主催者を代表して開会挨拶した後、前狛江市長の矢野裕氏が記念講演を行いました。

矢野氏は、1996年に狛江市で日本共産党員である自身を市長とする「市民派市政」が誕生した背景として、党市委員会が2000年までに市政革新をと①大きな党づくり②市民とのつながり強化③与党を担える市議団づくり、の三つの意思統一をしてとりくんだと説明。特に③について、小田急線の立体交差、狛江駅北口整備、リサイクルセンター建設などで「住民自身が決めよう」とアンケートなどに取り組み、「なんでも反対の共産党」というレッテルをはがし、建設的に解決したことを紹介しました。

こうしたとりくみの中で「住みよい狛江をつくる」という一致点で共同を推進。「反共は、市民ぐるみの狛江づくりを、共産党が好きか嫌いかで分断するもの」と、保守層も含めた多数派形成を追求したことを強調しました。また、矢野市政では、小泉構造改革に対して、国の悪政が根源にあることを市民に知らせ、自立した魅力ある都市として存続するたたかいとして「行革」を位置づけ、市民と職員の協力で成功させたこと、政策の正しさだけではなく、その背景に市民の運動があることを重視したことなどを紹介しました。

神戸市政については、これまでの市民の運動・努力の積み重ねが生きてくる時代であり、ぬきなさんを中心に共同を広げ、あたたかい神戸市政の実現をと励ましました。

講演の後、北村隆事務局長が、これまでの運動の経過を報告。「市民要求を抜本的に前進させるために市長を替え、市政を変える大きなチャンスをいかそう」と提起。神戸の中学校給食を実現する会は各区の会代表らがそれぞれの横断幕やポスターを掲げて勢揃いし、「未来を担う子どもたちにふさわしい中学校給食を」とアピール。パパママアピールプロジェクトは、子ども医療費助成の拡充を訴えるとりくみを紹介。年金者組合神戸市協議会からは高すぎる国保料、介護保険料などに苦しむ高齢者の怒りの声を紹介しました。

また、現矢田市長の後継・久元喜造元副市長が総務省官僚時代につくった指定管理者制度が公共事業の民間委託を推進し、公共事業での労働条件を著しくて低下させていますが、その神戸市での実態を建交労全国環境部会の役員が報告しました。

この集会には、「市民にあたたかい神戸市政をつくる会」の、ぬきなゆうな共同代表が参加し、連帯挨拶であたたかい市政をめざす決意を表明し、大きな拍手に包まれました。  同集会には、日本共産党議員団も参加しました。