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消防職員 指針の9割(消防局:赤田)

2014年03月10日

神戸市議会予算特別委員会の消防局審査が3月10日に行われ、赤田かつのり議員が消防力の整備指針、ケアライン119、自主防災促進地域の解消、コミュニティ安全マップの改訂について、音楽隊きらめきコンサートなどについて質問しました。

平成25年度の救急出動件数は約78000件(1日あたり約214件)で、前年度と比べると2216件増加しており、過去最高となっています。その中で消防職員の充足率は90%程度にとどまっており、国の定める基準よりも146人不足しています。赤田議員は、「阪神・淡路大震災の時にも人手が足らなかった。市民の命を守り、まちの被害を最小限に食い止めるためにも一層充実した態勢が必要だ。整備指針の基準を早期に達成するため、予算の増額を求めるべきだ」と迫りました。

ケアライン119は、社会的自立が困難な高齢者、障がい者には大切なものとなっています。しかし制度そのものを知らなかったり、固定電話を所有していないと設置できない、利用する場合も近隣協力者の確保が必要など、利用しにくい制度になっています。赤田議員は、地域住民や自治会などに理解と協力を得るため、周知徹底を強めるよう求めました。また、固定電話を所有していない人が増えていることを指摘し、設置の助成制度を設けたり、ペンダント型端末の募集を再開するよう要求しました。

赤田議員はその他に、消防車が入りにくい「自主防災促進地域」として残っている7ヵ所について、その地域の課題を明らかにし、計画的に解消していくよう求めました。

答弁:質問に対し嶋秀穂消防局長らは「(消防力について)地域の道路事情や街区等の整備状況を見極めながら、最適なポンプ車、あるいは救急車の配置に努めていきたい」「(ケアライン119)民生委員に協力いただいたり、広報にも努めているが、今後は防災福祉コミュニティで行う要援護者支援にかかる地域の会合や、訓練の際に制度を紹介して、より多くの近隣協力者の確保に努めたい」「(ペンダント型の復活)設置するまでに非常に時間がかかる。近隣の見守り制度がある」などと答えました。