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委託先の労働条件改善を

2015年03月02日

交通局審査で西議員

 神戸市議会予算特別委員会の交通局審査が3月2日に行われ、日本共産党の西ただす議員と森本真議員が質問に立ちました。西議員は、市バス運転手の待遇改善、市バス運行の改善、森本真議員がバス路線のあり方について質問しました。

神戸市バス営業所の一部を民間に委託運営しています。これまでも日本共産党は委託先の運転手の労働条件改善などを訴えてきました。西議員は松原営業所で、有給休暇の取得が極めて困難になっている実態を取り上げました。

有休は1日に5人までの枠しかありません。そのため、有休枠は1カ月先まで予約が埋まっているというのが現実。その先の休みを取るために、営業所に泊まり朝5時半から列をつくり、10時に窓口が開くのを待たざるを得なくなっています。

西議員は「こうした背景に運転手不足がある。安全運転を保障し、市民サービスを向上させるためにも人員を増加させていくべきだ」とただしました。

西議員はその他に、遅延が常態化している4系統のバス路線のダイヤ見直しや、渦森台団地など、坂の多い地域でバス停の間隔をせばめるなど、誰もが安心して市バスを利用できるよう求めました。

森本議員は、長田区で市民や乗客が知らない間に、旧8、81、85、17系統などが次々と短絡・廃止、便数削減などが行われ、不便になっていることを指摘しました。市民、利用者の声を聞いて、子育て世帯から高齢者まで便利で乗りやすいバス路線をつくっていくよう求めました。

◇ 答弁:河合正和交通局長らは「労働者の安全の観点から労働基準法がある。労使合意の下で成文化し、執行している」「(有休)労使間の根本的なこと。事業者には、こうしたやり取りがあったことは伝える」「(バス路線)乗って支えていただかないといけない。厳しい状況になっているということについては、改めてしっかり調べる」などと答えました。