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山麓バイパスの通行料無料に

2011年09月13日

地域住民が神戸市と交渉

兵庫区の夢野の道路問題を考える会の住民11人が13日、矢田立郎市長に対し「大型自動車の山麓バイパスへの迂回について」との申し入れを行いました。申し入れには、日本共産党の大かわら鈴子議員が同席しました。
申し入れ書では「沿線住民の最大の苦痛になっている騒音、振動、排気ガスを減少するため、山麓バイパスの通行料金を無償にし、山麓バイパスへの迂回策をとること」を強く求めています。
08年10月に西神戸有料道路が無料化されて以後、夢野白川線・山麓線(市バス熊野橋バス停~滝山町バス停間)を通行する車両が激増。とりわけコンテナ車や大型車が増え、沿線住民は騒音、振動、排気ガスで苦しい生活を余儀なくされています。
神戸市は、舗装の改修、チャッターバーの撤去、予告信号の設置など、一定の改善策はとりましたが、根本的な解決にはなっていません。
こうした対策と併せて神戸市は、昨年7月から半年間、山麓バイパスの通行料金を減額する「社会実験」も実施、「一定の効果」があったとしながら、今年の1月に減額をやめたため、被害は元に戻っています。
参加した住民は、騒音、振動の現状を訴えるとともに、8月11日早朝におきたコンテナ車横転事故の状況も説明、何とか安全な生活が送れるような対策をと求めました。
応対した建設局道路部の安福教晃課長らは「必要な道路補修などはすすめている」としながらも、「幹線道路なので規制は困難」「山麓バイパス無料化は困難」などとこたえました。