TPP反対の意見書を
2012年03月29日
赤田議員が提案説明
赤田議員かつのり議員が「TPP(環太平洋連携協定)に関する意見書(案)」の提案説明をおこないました。
赤田議員は、TPPが、関税を原則撤廃し、農産物の輸入を完全に「自由化」するもので、JA全中(全国農業中央会)、農漁業団体、消費者団体などが取り組んだ反対署名は1166万人(2011年8月末)に達していると指摘。43道県議会、420市町村議会で「反対」「慎重に」との意見書が可決されています。JA兵庫中央会は、「県内の農業生産額が半減する」「農家を守るための施策が何も見えない」と反対を表明しています。赤田議員は「西北神に広がる豊かな水田や畑、それに瀬戸内海の恵まれた漁場を生かした多彩な農水産物の生産と供給を通じて大消費地の市民生活を支えてきたが、そこに重大な悪影響を及ぼすことになる」と指摘。
医療では、民間医療保険や医薬品などが市場開放を迫られることになり、国民皆保険制度が標的にされています。市町村の小規模な公共事業や物品購入も外国企業への開放が義務付けられ、地元中小企業向け官公需発注が困難になります。赤田議員はこれらを指摘し、長い歴史の中で培ってきた社会基盤を根底から掘り崩すTPPへの参加は中止するよう、国に意見をあげるべきだと求めました。