市議団の活動
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敬老・福祉パス制度見直しの第4回有識者会議が11月1日(金)に傍聴者が約50名がつめかけるなか開かれました。
会議では、①敬老優待乗車証(敬老パス)無料乗車券、②敬老優待乗車証(敬老パス)近郊区上限110円、③福祉乗車証(福祉パス)母子世帯、の3つが、廃止を含め制度見直しをしていくべきものとして報告書(案)に挙げられました。しかし、「①について無料乗車券は非課税世帯に適用されてきた制度、それを廃止するのは、福祉の理念から逆転している」「③について以前の会議で買物などレジャー目的での使用は趣旨から離れるなどの話をしたが、反省している。母子世帯は半数以上が貧困世帯、その対策に直結している制度であり、福祉乗車証を交付しないことは心苦しい」などとする委員の発言があり、座長も「(報告書の)文言をみなおす」と言わざるを得なくなりました。さらに、「他の自治体がやめるからやめるではなく、ここは、神戸は踏ん張る、維持する、それが福祉だと示すことが前向きな姿勢ではないか」という意見もあがりました。
会議で、このような前向きな異論がだされたことは、あきらかに、2万4000筆をこえる署名の力、運動の成果です。
改悪ストップへ!
さらなる署名のつみあげを2万4000筆の署名を提出した「敬老・福祉パス制度をよくする会」は、12月11日(水)14時より新長田勤労市民センター大会議室で集会も予定しています。
ひきつづき署名にご協力いただき、敬老・福祉パス制度改悪を中止させましょう!
市民意見を集中させ、よりよい制度にさせましょう!今後は、11月28日(木)or 29日(金)の福祉環境委員会で「神戸市の方向性」が発表されます。(※陳情提出は、11月21日(木)正午まで)
その後、市民意見募集(パブリックコメント)が実施され、来月3月(予算)議会で提案がされます。
市の予算0.08%分で維持できる!敬老パスは福祉の象徴であり、宝物敬老・福祉パスを守る署名にひきつづきご協力を
今年6月に兵庫県バス協会から神戸市に負担金の増加を求める申し入れがあり、敬老パス・福祉パスのあり方について、有識者会議で検討が始まり、制度維持を名目にあきらかな改悪、利用者負担を増やす制度へと変える方向に議論がすすめられています。それに対して、多くの市民が改悪反対の声を上げ、短期間で目標の2倍を超える2万4000筆の署名が集まり、10月11日に市長に提出されました。
署名を集めた「敬老・福祉パス制度を良くする会」は12月中旬に第2回市民集会を予定、それまでにひきつづき署名をつみあげ、改悪ストップの運動を強めています。
久元市長、敬老・福祉パス署名2万4000筆の市民の声は軽いですか?しかし、10月11日の決算特別委員会、総括質疑では、大かわら鈴子議員の「有識者会議には当事者、市民が入っていない。市民の生の声もきくべきではないのか」という質問に対し、市長は「署名の内容は読めば理解できるので、それ以上意見を聞く必要はない」という冷たい態度をとるのみで、市民に背を向ける歪な姿勢を隠そうともしませんでした。
市民の声を聞き「制度」の拡充を!また10月15日、第3回有識者会議に約50名の傍聴者が詰めかけました。
会議では福祉パスは「現状維持」、敬老パスは「無料乗車券制度は廃止を含め検討」「バス近郊区110円の上限を改悪」「全世帯で痛み分け」などの意見が出され、11月1日の第4回有識者会議で「まとめ」がおこなわれます。11月下旬には「神戸市の方向性」が発表され、その後、市民意見が募集開始される予定です。
日本共産党の味口としゆき議員は9月26日の本会議の代表質議で、数字を示し、一般会計の0.08%、6億5000万円あれば制度を維持できると市長の決断を迫りました。
大型開発ばかり優先し、利用者の声をないがしろにする久元市政にさらなる署名そして市民意見を集中させ、制度改悪阻止と制度拡充をもとめ全力でがんばります。