議会報告
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2月24日に神戸市議会本会議が開かれ、松本のり子議員はコロナ対策に関連する議案について反対討論をおこないました。
神戸市は感染拡大によって体制、人員が追いつかなくなり、学校園等の積極的PCR検査をやめてしまいました。オミクロン株は重症化率が低いとされていますが、亡くなられた方は第5波の4倍近くにもおよんでいます。適切な治療が受けられずに命の危険にさらされている感染者を作るべきではありません。松本議員は、これまで必要な人員を増やさず医療のひっ迫を繰り返したことを反省せず、さらに行財政改革として750人削減を掲げていることを厳しく批判し、感染者の発見・隔離・治療という感染症対策の基本に立ち返り、保健所の医師、保健師などの増員を求めました。
また、市内の中小業者は、この2年間、借入金や支援金などで営業をつないできましたが、全く足りていないのが実態です。支援金の条件は、売り上げの50%減収などの壁があり受けられない事業者も多く、さらに、コロナの収束が見通せない中、今後の資金繰りへの不安に加え、返済がのしかかっています。松本議員は「今回の補正予算案は消費喚起が中心で、コロナ禍で苦しむ多くの中小業者の実態に全く見合っていない。独自の支援策を講じるべき」と質しました。