議会報告

  • 2022年10月11日
    予算・決算

    決算特別委員会から①

    9月26日
    統一協会問題 毅然とし、徹底した対応を
    行財政局・市長室審査で森本議員

    質疑項目
    1.統一協会及び関連団体との関係について
    2.区役所業務の民間委託について
    3.職員定数と保健師、保育士等ケアワーカーの離職対策について
    4.認知症神戸モデルの財源である超過課税について

     日本共産党神戸市議団は、9月5日におこなった久元市長への申し入れ(市議会だよりNo.313)で、統一協会及び関連団体から寄付、職員派遣、参加、祝電、後援会名義等、全市の部局及び外郭団体で、これまでの関係の有無について調査をし、全容を明らかにするように求めました。今回の問題では、神戸市で明らかになったのは、1年以内に出てきた案件ばかりであり、過去を振り返ると、国会議員や都道府県の各議員に多数の関係があったと言われており、市議団は神戸市として、本当に全く関わりなかったのか追求しています。森本議員が行財政局並びに市長室に対して、統一協会及び関連団体の認識、反社会的集団と認識しているのか質しました。

    答弁ダイジェスト

     増田市長室長:旧統一協会について、現在も反社会的な行為をおこなっていたといった様々な報道がなされており、社会的に大きな批判を受けている団体であると認識している。
     森本議員:そういう認識を持っている中で今後一切関係を持たないと断言すべきだ。
     増田市長室長:今後、旧統一協会およびその関連団体からのイベント等の出席、寄付の申し出等々はお断りする。


    9月26日
    「命の水」を止めることは人権問題
    水道局審査で今井議員

    質疑項目
    1.基本料金の減額について
    2.水道給水停止の中止について
    3.マンションの直接給水の推進について
    4.自己水源の拡大と災害に備えについて

     長引くコロナ禍の影響や、円安による異常な物価高の高騰などで、市民のくらしは大変厳しい状況に置かれています。その影響もあり、神戸市ではこの1年間で水道の給水停止を受けた世帯が4527件にもなっています。今井議員は、コロナの影響でパートの仕事が減り水道料金を支払うことができなかった母子家庭の女性が「給水停止で、朝子どもの顔を洗うために、仕方なくコンビニでペットボトルの水を買っている」と相談を受けたことを紹介。「“命の水”を止めることは人権問題だ。給水停止はやめるべきだ」と求めました。

    答弁ダイジェスト

     今井議員:給水停止を受けた4527件のうち、70歳以上の世帯は何世帯か。また障がい者や子どものいる家庭は何世帯か。
     桑形副局長:そういう分類での統計は取っていない。停水に至るのはやむなく公平性の観点からなので、必要であればやるが現状はできていない。
     今井議員:水道局は命の水を預かっている部局だ。お金を払えない世帯の実態がつかめていないのは問題だ。行政の在り方が問われている。丁寧に話を聞き、実態をつかんでいただきたい。


    9月27日
    新北区文化センター 市民の皆さんの声に応え快適に利用できる施設へ
    文化スポーツ局審査で朝倉議員

    質疑項目
    1.王子公園の運動施設拡充について
    2.自立性を保ち、市民ニーズに応えた図書館運営について
    3.新北区文化センターの充実について

     旧北区役所跡地は新北区文化センターとして建て替えられ、その中にバリアフリーの新北図書館や体育施設、児童館などが併設されることになります。市民意見募集では「体育施設の騒音や振動が発生する。図書館は別棟にしてほしい」「卓球などができる小さな部屋を多くしてほしい」などの意見が多数寄せられています。朝倉議員は「市民・利用者の皆さんから要望されている、ニーズに応えられるようなセンターにすべき」と求めました。

    答弁ダイジェスト

     朝倉議員:「工事設計業務企画書」では「防音性・防振性の高い施設となるよう構造上の工夫を検討する」とあるが、万全となるのか。
     宮道副局長:勤労会館など図書館と体育館が併設されている施設からは苦情は聞いていない。なお一層気をつけた上で快適にご利用いただけるようにしたい。
     朝倉議員:勤労会館は階が分かれている。一層の努力ではなく、まだ具体的なことは決まっていないなら、関係部局にも伝えて計画すべきだ。また、計画では体育施設は広がるが、利用者の皆さんが望んでいるような小さな部屋も増えるのか。
     宮道副局長:どれほど確保できるかはまだ決まっていない。
     朝倉議員:利用者の皆さんの声をよく聞き、皆さんのニーズに応えた快適なセンターにすべきだ。


    9月27日
    大学誘致ありきではない、市民のための再整備を!
    企画調整局審査で山本議員

    質疑項目
    1.王子公園再整備について
    2.デジタルトランスフォーメーションについて
    3.リノベーション神戸第2弾について

     王子動物園・王子公園の再整備については、神戸市がしめした廃止・縮小の当初案に対し、私たち神戸の宝を守れという様々な市民の運動が広がりました。その多数の声をうけて修正案がだされました。しかし、「大学の意義は大きいので、そこをわかりやすく整理した上で修正素案を提示している」と当局が言うように、大学誘致ありきの歪な中身で市民の賛同が得られる内容ではなく、新たな署名運動も広がっています。

    答弁ダイジェスト

     山本議員:反対の方が多い。賛成の意見でも様々な意見がある。そもそも王子公園、王子動物園をより良くしようという話が発端だったと思うが、それが市長の考えによって、駅近に大学という話に変質しているように思う。一旦立ち止まるべきだ。
     武田副局長:ご指摘の通り、王子動物園、王子公園を、よりよいものにという考えで、一致している。修正素案について、ご意見を伺って事業を進めていきたいと考えています。
     山本議員:一方的に意見を推し進めるのではなく、まずは大学を誘致撤回して、それから市民と共通の課題認識のもとに議論を進めるべきだ。

     

     

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