議会報告
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2月25日の神戸市会本会議で、日本共産党神戸市会議員団を代表して大かわら鈴子議員が代表質疑をおこないました。
質疑項目
1.安心して住み続けられるまちづくりについて
・公共交通について
・教育環境の整備について
・市営住宅の第3次マネジメント計画について「神戸市営交通事業経営計画2030」では、人口減少の中でも将来にわたって「市民の足」の役割を果たすとしていますが、その中身は、更なるバス路線の廃止縮小や営業所の統廃合です。また、この計画に基づいて4月からは利用者の利便性よりも収益を上げることを優先して、市内全域の黒字路線までも見直されます。8月からは須磨区での市バス路線の大幅減便・廃止を計画しています。さらに、経営計画の中では、民間事業者との連携強化として、今以上の民間委託・民営化の危険性まで明らかになりました。大かわら議員は「企業体の利益最優先で市民サービスを後退させるのであれば、利潤追及優先の株式会社と何ら変わらない」と指摘し、公営交通としての責任を果たすべきと追及しました。
答弁ダイジェスト
城南交通局長:兵庫・長田エリアの路線見直しでは1キロ当たりの乗車数は向上した。交通空白地を生じさせないよう進めていく。
大かわら議員:今後の自動車事業の収支では、今年度は1.7億円、来年は3.5億円黒字で、今後毎年単年度黒字の見通しだ。黒字なら路線を維持すべきではないのか。
城南交通局長:昨年の料金改定で黒字を計上することができた。これまで控えていた車両の更新やコロナ禍で支援を受けた補助金等の返還がある。
大かわら議員:黒字が見込めない効率の悪い路線であっても、市民にとって必要な路線や便数をきちんと確保することこそが公営交通の意義ではないのか。
城南交通局長:市バスの路線全体を守っていくことは肝要だが、資金不足比率を下げていかなければ突然運行が止まることも起こりかねないので計画通り進める。
大かわら議員:4月の大幅減便は、黒字・赤字路線関係なく1台あたり45人乗りを標準にし、ラッシュ時は55人乗りを標準にするとしている。半分の乗客はつり革や手すりを持つことになる。9時から14時の時間帯のバスは高齢者や通院する方に配慮し、その利用者の皆さん全員が座れるよう最大でも27人を目標にしてきたが、今後は配慮もしないということなのか。
城南交通局長:黒字路線でも一定の時間は乗客が少ないので見直しが必要だ。
大かわら議員:1月に16系統の車内で転倒し救急搬送される事故が起こっている。高齢者でも立って乗ることが当たり前になれば、このような事故が頻繁に起こる危険性があるのではないか。
城南交通局長:怪我をされたことは大変申し訳なく感じている。乗務員の慎重な発車や操作によって転倒事故が起こらないように努めたい。
大かわら議員:運転手がどれだけ気遣っても防ぎきれない。便数を減らせば乗客数は増え混雑度合いも増す。兵庫区では「いつ事故が起こるかわからない」と不安の声も聞いている。高齢者が立つのが標準になることは、市民サービスの後退だ。局長は「空白地をつくらない」と言ったが、須磨区の路線見直しでは月見山は空白地となる。「市民の足を守る」と言いながら奪っているではないか。
城南交通局長:その事例は利用が非常に少なく、別のバス停や鉄道駅までの距離が短い場所だ。
大かわら議員:私は今骨折していて、乗り換えの大変さを実感している。高齢者や障がい者の方はどれほど大変かと思う。局長が言うほど乗り換えは簡単なものではない。また、局長は以前「市民の声を聞いて有用なものは取り入れる」と答弁した。市民意見では77件中45件が減便廃止を求めるものだったが、市民の声に耳を塞ぎ、背を向けて進めている。神戸市が公営交通として市民の福祉の増進という立場で、市バス路線の減便・廃止計画を見直すべきだ。

