議会報告
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5月22日に神戸市会本会議がひらかれ、日本共産党神戸市会議員団を代表して大かわら鈴子議員が登壇し、議員提出第32号議案「皇室の安定的皇位継承に関する国会論議の促進を求める意見書」提出の件について反対討論をおこないました。討論の内容は以下の通りです。
まず、この意見書の提案プロセスについてです。文案が届いたのは5月15日(金)の夕方であり、提案趣旨をうかがったのは委員会前日の19日でした。会派としての議論も短時間にならざるを得ない状況であり、あまりにも拙速であると言わざるを得ません。
日本共産党は、天皇の制度の問題は日本国憲法の条項と精神に基づいて議論・検討すべきだという見地です。
国会では皇族数の確保策を検討している与野党協議が行われていますが、衆議院議長が政府の有識者会議の報告に沿って、主な論点をつくり、女性皇族の婚姻後の身分保持及び配偶者・子の身分と皇統に属する男系男子の養子縁組という2点に絞って議論されています。
しかし、この論点による議論だけで結論を得るというやり方は極めて強引な進め方ということで、日本共産党は白紙に戻すべきだと主張をしています。重大な問題は、天皇は男系男子によって継承されるべきということが不動の原則となっていることです。
日本国憲法は、日本国民統合の象徴である天皇の地位の根拠は、主権の存する国民の総意に基づくと明記しています。戦前の万世一系の天皇が統治するというものとは根本的に異なります。この憲法の規定に照らせば、多様な性を持つ人々によって構成されている日本国民の統合の象徴である天皇を男性に限定する合理的理由はどこにもありません。女性だから天皇になれないというのは、法の下の平等や両性の平等を掲げる憲法の精神に反すると考えます。女性天皇を認めることは、日本国憲法の条項とその精神に照らして、合理性を持つと考えており、女系天皇についても同じ理由から認められるべきです。
また、憲法第2条は、皇位は世襲のものとされていますが、この世襲は、女性を排除するものではないというのが従来からの政府見解です。
今回の意見書案では、建設的かつ具体的な検討とされていますが、提案者に女性天皇や女系天皇の検討を含め建設的かつ具体的な検討をと修正を求めましたが、提案者からは絶対に男系男子によって継承しなければならない。そうでないと、天皇の制度の意味はないとの発言がありました。
このことから考えても議案には賛同できない旨を表明して、反対討論といたします。

