議会報告
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7月3日の神戸市議会・本会議で、日本共産党神戸市会議員団の森本真議員が一般質問をおこない、久元市長の政治姿勢を質しました。【動画はこちら】
6月14日に2019年度の神戸市国民健康保険料の通知が発送され、17日から10日間で全区役所に2万人を超える市民が相談・抗議に訪れました。
森本議員は「今年度の神戸市の国保料は、すべての区分で値上げがおこなわれており、神戸市議団の独自調査では政令市の中でもダントツに高いものだ」として、国保料の引き下げと、全国で大きな問題になっている『目減りする年金』について対策を求めました。答弁ダイジェスト
寺﨑副市長:見かけの保険料率ではなく、実際の負担額でみると一概に神戸市が一番高いとはいえない。
森本議員:他の政令市では法定外の一般会計繰入や基金をとりくずし、保険料の値上げの抑制をおこなっているが、神戸市も繰入をおこなえば保険料は下がるのではないか。
寺﨑副市長:昨年度と比較すると保険料は上がっているが、国保加入者と非加入者の間の負担の公平性の観点から、保険料を下げるための繰入は考えていない。
森本議員:全国で大きな問題になっている「目減りする年金問題」の原因は、市としてどのように考えているのか。
久元市長:「マクロ経済スライド」が原因かと思う。これは社会保障制度を若者にも支給し続けるためにはやむを得ないもの。
森本議員:年金が減る一番の原因は、物価が上昇しても年金が上がらないマクロ経済スライド方式、二番目に、年金から天引きされる国保・介護・後期高齢者保険料の値上げ、三番目は、神戸市特有の認知症対策として徴収されている市民税均等割の超過課税。
「減らない年金」にするには、マクロ経済スライドを廃止するとともに、天引きされる保険料の値上げを回避することだ。市としてできることがあるのではないか。質疑項目
1.国民健康保険料について
2.都市空間向上計画について
3.震災25年。震災復興のまちづくりについて