議会報告

  • 2024年02月26日
    本会議

    神戸空港国際化整備事業~市民生活顧みず、大企業優先の巨額費やす整備やめよ

     2月21日、神戸市会本会議がひらかれ、日本共産党神戸市会議員団を代表して西ただす議員が反対討論をおこないました。

     神戸市は、2030年の神戸空港の「国際化」を目指し、新ターミナル整備計画に283億円もの事業費を投入しようとしています。大阪万博の需要もあてこみ、現在の倍となる旅客数を設定した現実離れした計画です。ところが委員会審査で神戸市は、万博により増える旅客数も答えられず、チャーター便の就航のメドすらあきらかにできませんでした。西議員は、万博そのものに国民が愛想をつかしていると指摘し、大企業・万博を優先し市民の生活を顧みない整備計画は進めるべきではないと述べました。
     また、神戸市が8億9000万円を費やすウォーターフロントの新港第2突堤の緑地整備について、2月15日の議案質疑で今西副市長は、緑地面積1万4000㎡のうち収益施設が900㎡、イベント会場は1600㎡となり「1ha以上の広大な面積が残り、市民のための開放的な空間は十分ある」と答弁。しかし、委員会審査では、今後収益施設を広げようと考えた場合「建ぺい率の上限はない」とし、イベント会場の面積は広くなる時もあり、上限も決まっていないことが明らかとなりました。西議員は、「このような統一性のない答弁では、公共性のある緑地整備などできない。神戸市が巨額の費用を使って整備した上で一事業者に30年もの長期の運用を許し、最大限の便宜を払うものとなる議案には賛成はできない」と表明しました。

    *討論の全分はこちらからご覧ください。

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    2024.2.21議案討論全文・西ただす  

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