神戸市議会本会議が７月１日に開かれ、日本共産党議員団の林まさひと議員が請願討論をおこないました。【動画はこちら】

　一つは、兵庫県保険医協会などにより提出された、政府に対して消費税増税中止を要請する意見書の提出を求める請願です。
　安倍政権は、今年10月から消費税を10％に引き上げることを公言しています。
　林議員は、「内閣府の景気動向指数でも『悪化』となるほど消費不況であり、減り続ける年金問題でも市民の不安は増している。さらに増税がかさなれば国民経済はいっそう苦しめられるだろう。税金の集め方、使い方を見直して不公平税制を正すべき」として、請願の採択を求めました。

神戸元町のレトロな商店街を守れ

　もう一つは、元町高架通商店街の関係者とJRと神戸市の三者で更新拒否の問題について話し合うことなどを求める請願です。
　元町高架通商店街・通称モトコーは、市民に親しまれる神戸を代表する商店街です。JR西日本は耐震化工事などの理由で土地の借地権の更新を拒否。JRは一時立ち退きを迫っていますが、今仮移転しても元に戻れる保証はありません。
　林議員は、「この伝統あるモトコーを支え続けてきた商店主・家族・従業員が困難にあっているときこそ、営業継続を望む事業者が改修後の場所に戻れるように市が話し合いの労をとり、関わっていくべきだ」と訴えました。